顧客は誰か? 


ピーター・F・ドラッカー氏が亡くなりました。

小生は、ドラッカー氏の著作に学んだ事はないのですが、WWFジャパンに務めていた頃に、ドラッカー財団のテキストを翻訳した「非営利組織の自己評価手法」(ダイヤモンド社)は参考にさせてもらいました。
なるほど、とうなずく部分と、どうもしっくりこない部分がそれぞれでしたが、やはりなんと言っても、「あなたの組織にとって、『顧客』は誰なのか。」という問いかけは、非常に刺激的でした。

自ら使命を感じて活動をしている人やグループは、企業活動への対抗心を強く持っている場合が多く、『顧客』という言葉を持ち出すことは、感情的な反発を招くことも多いのですが、非営利セクターこそ、『顧客』は誰であり、どの様な関係性にあるのか、ということを顧みることは極めて重要だと、小生も思います。

自分やそのグループを取り巻く多様な関係者が、それぞれ、主体的な意志を持って存在することを認識し、自分がどの様に働きかければ、それぞれの関係者がどの様に反応してくれるのかを冷静に分析し、その上で、活動を発展させ、自らの自己実現につなげていくか。それを考える際に便利なキーワードが『顧客』だ、というのが菅波の理解です。

話は全然違うかもしれませんが、銀行に勤めていたときの上司から説教された言葉は『上司は最大の顧客なり』。
「おめぇにゃぁ、わかんねぇだろうなぁ。へっ。」てな感じで、酒の席で聞かされた説教ですが、何年かかかって、「なるほど」と思うようになりました。(それについてはヤボな解説はしません。)

高木基金にとっての最大の顧客は誰か。
もちろん答えは多面的なものですが、ときどき、こうやって考えることは大切だなぁとしみじみ思っています。

余談ですが、上に紹介したダイヤモンド社の本は、笹川助成財団のプログラムオフィサーの方がドラッカー財団に学んで翻訳した本です。
高木基金としても、「市民科学をこころざす人の自己評価手法」をまとめるくらいの仕事をしたいと思っています。


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