NPOで食べていけるか? 


NPO等で社会的な活動をしながら、相応の収入を得て、生活を維持していきたい。その様に考える人は多いと思いますが、なかなか現実は厳しいです。

小生は、幸い、高木基金で、きちんとした給料をもらっていますし、前職のWWFなどは、年功も加味した立派な給与体系を維持していました。

WWFに在職した当時も、総務などを担当していた関係上、「自然保護活動を仕事にしたい。」という学生さんからの相談を受けたりすることがよくありましたし、現在、高木基金で仕事をする上では、市民科学研究をする人や、そのグループが、きちんと収入面で自立するためには、どうしたらよいのか、ということを常に考えています。

これは、半分以上、自分に対して言い聞かせていることなのですが、自然保護やNPOの活動などで食べていこうとすることは、音楽や芸術で生活しようとするのと同じだと思うのです。しっかり稼ぐだけの専門性や技術を身につけることが、まず大前提であり、その専門性や技術をきちんと「売る」ための工夫も必要だと思うのです。

それに関連して、気になるニュースがありました。11月1日付の読売新聞などで報道されていましたが、日本芸能実演家団体協議会(芸団協)による芸能実演家の生活実態調査で、特にアニメーターの労働条件が極めて過酷であることが浮き彫りになったということです。

このような組織があり、このような調査をしていること自体、このニュースではじめて知りましたが、とても重要なことだと思います。

芸術や芸能でもNPOなどの社会的な活動も、きちんとした処遇を受けられるような社会にしていきたいと思いますし、そのためには、国の制度も、社会のあり方も変えていかなければいけないですね。

日本の企業や行政機関においては、人件費を必要以上に切りつめながら、ハコモノには、無造作に金をつぎ込む傾向が強いと思いますし、それが社会的に、あまり問題にされていないことに、危機感を感じています。

NPOで働くことから、話がかなり大きくなってしまいましたが、やはりこれくらい掘り下げないと、解決の道は開けないのではないかと思っているところです。

芸団協の調査報告については、詳しい資料を取り寄せていますので、改めてコメントしたいと思っています。

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