カネミ油症の勉強会に参加して 


昨日、5月28日に豊島区立勤労福祉会館で開催された、カネミ油症問題の勉強会に参加してきました。

高木基金は、2003年度から二年間にわたり、カネミ油症被害者支援センターによる、被害者への聞き取り調査などを助成してきましたが、今回の勉強会では、その調査の結果などが報告されました。

改めて問題の深刻さと、市民レベルでの被害調査の重要性を痛感しました。
後半のフリートークの中で、菅波から「この様な研究に高木基金の助成金が有効に使われて、基金にカンパしてくださった方も、きっと喜んでくれていると思います。」と発言しました。


カネミ油症の問題は、食用油に混入したPCBやダイオキシンを直接食べたり飲んだりしたことによる健康被害の問題ですが、発症から40年近くたった今でも、まだまだ国などによる被害調査が不十分だったため、一般市民が、聞き取り調査などに取り組んできたものです。

1968年が公式な発症の時期なのですが、66年生まれの菅波としては、まさに同世代の問題だったことをしみじみと感じました。

カネミ油症の被害は、直接、カネミ油を口にした世代(一世)だけでなく、その子供、さらには孫の世代にまで、健康への影響が及んでいることが、今回の調査で浮き彫りになっています。

この様な健康被害は、因果関係を「科学的に」証明することが容易ではないですが、そもそも、何の罪もない被害者側が、被害を立証することまで求められるのは、あまりにも酷な話です。
だからこそ、被害者を支え、その実態を伝えるための作業を市民グループなどが担うことは大きな意味があると思います。

昨年10月には、福岡での「市民科学公開講座」に、カネミ油症被害者の方が多数参加され、その場で、生々しい体験を話してくださいました。
助成をすることをきっかけに、基金の事務局としても、とても貴重な経験をすることが出来ました。その意味でも助成をして、成果の大きかった案件だと思っています。

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