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5/1・光市にて>上関問題学会シンポ 

事務局菅波より、高木基金が設立当初から助成している上関原発問題の
シンポジウムの情報です。

このシンポの主催は、学会であり、助成先の長島の自然を守る会が
主催ではありませんが、内容は大変参考になると思います。


以下、主催者からの情報を転載します。

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瀬戸内海の生物多様性保全のための第3回三学会合同シンポジウム

「上関(かみのせき):瀬戸内海の豊かさが残る最後の場所」


シンポジウムの趣旨

瀬戸内海は、日本の沿岸海域の中で、ひときわ高い生物生産力と生物多様性を
有する内湾だったが、その生物学的な豊かさは、近年の沿岸開発によって大き
く損なわれてしまった。その中で、周防灘の上関周辺は、本来の豊かさがよく
残されている稀な場所である。

しかし、今、ここに、原子力発電所の建設が計画されている。その環境アセス
メントは、きわめて問題の多いものであった。これに対して、生物学研究者の
組織である3つの学会(日本生態学会、日本ベントス学会、日本鳥学会)は、
生物多様性保全の視点から、もっと慎重な環境アセスメントを求める要望書を
事業者に提出している。しかし、これらの要望書は、全く無視され、埋め立て
工事が着工されようとしている。

このままでは、今までかろうじて残されてきた瀬戸内海本来の豊かさが完全に
失われてしまうかもしれない。そのような取り返しのつかない損失を防ぐため
に、学会の「要望書」の内容を多くの人に知っていただきたい。

開 催 日: 2010年5月1日(土)午後1時30分〜4時30分

会  場: 光市民ホール小ホール
      (山口県光市島田4丁目13-15, 電話0833-72-1441)

参 加 費: 500円(資料代)

主  催: 日本生態学会 自然保護専門委員会、
      日本鳥学会 鳥類保護委員会
      日本ベントス学会 自然環境保全委員会

後  援: 日本魚類学会自然保護委員会、
      (財)日本自然保護協会、(財)世界自然保護基金(WWF)ジャパン、
      NPO法人ラムサール・ネットワーク日本、バードライフ・インター
      ナショナル、生物多様性条約市民ネットワーク

事務局、問い合わせ先:

      日本生態学会上関原子力発電所問題要望書アフターケア委員会
      代表:安渓遊地(Tel: 083-928-5496、e-mail: ankeiyuji★gmail.com)
      庶務:佐藤正典(Tel: 099-285-8169、e-mail: sato★sci.kagoshima-u.ac.jp)
   
      (注:メール送信の際は★をに変更して使って下さい)

プログラム案:

 12:30: 開場(準備開始)

 13:30: 開会

 13:30:(主催者挨拶5分)未定

 13:35: はじめに「上関原子力発電所建設計画をめぐる学会からの要望書提出の経緯」
     安渓遊地(日本生態学会上関問題要望書アフターケア委員会委員長)(15分)

 13:50: 講演1「環境アセスメントの問題点:海域生態系の視点から」
     佐藤正典(鹿児島大学)(30分)

 14:20: 講演2「環境アセスメントの問題点:希少鳥類保全の視点から」
     佐藤重穂(日本鳥学会鳥類保護委員会副委員長)(30分)

 14:50: 休憩(10分)

 15:00: 講演3「環境アセスメントの問題点:陸上生物・里山の観点から」
     野間直彦(滋賀県立大学)(30分)

 15:30: コメント「上関周辺に生息する希少魚類について」
     酒井治己(水産大学校)(15分)
 
 15:45: コメント「国際的課題としての生物多様性保全」
     花輪伸一(WWFジャパン)(15分)

 16:00: コメント「生物多様性条約に基づく国の政策」
     国会議員(複数の方に参加要請予定)(15分)

 16:15-16:30: 質疑応答(15分)

 16:30: (閉会挨拶)未定


備考:

 シンポジウム翌日(2010年5月2日(日))に、長島の自然を守る会の協力により、
 「現地エクスカーション」が計画されています。
 詳細は、別紙をご参照下さい。

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