財務省とNGOの定期協議 

高木基金では、アジア向けの助成枠というのがありますが、
日本が関係している開発援助プロジェクトの環境や地域社会
への影響という問題が、まさに「市民科学」の課題となって
おり、昨年は、フィリピンのサンロケダムに関する調査に
助成金を送りました。

今年は、サハリンのエネルギー開発に関する調査が、書類
選考を通過したところですが、事務局たる菅波自身が、
なかなかこの分野の知識や経験に乏しいことから、最近、
ODA関連のメーリングリストに参加したり、関連のシンポ
などに参加して、勉強をしているところです。

先日、そのような関係のNGOの皆さんと、財務省との
「定期協議」というものに同席させてもらいました。
内容としては、NGO側から、途上国の債務削減の問題、
ナムトゥン2ダム、サンロケダム、サハリン開発などの
問題について、質問と申し入れを行い、財務省側が答える
というものでしたが、財務省側は、事前に渡したNGOの
質問事項についてJBIC(国際協力銀行)や、ADB(アジア
開発銀行)、世界銀行などの融資機関の動向や現地の動き
などを確認し関係部局内で、NGO側への回答をすりあわ
せた上で、会議に参加しているようでした。
すでに、第28回目の開催ということで、それだけ継続的
に話し合いの場を設けているということ自体が、きわめて
重要な取り組みであると思いました。

他の分野で活動するNGOや市民グループも行政機関との
やりとりは、いろいろな形でやっていると思いますが、
この定期協議は、一つの先進事例ではないかと思います。

菅波自身、初めて参加した段階ですが、今後ともこのような
機会には積極的に参加して、他の分野の方に還元できるもの
を吸収していきたいと思っています。



コメント

ダムの必要性

コメントありがとうございました。
フィリピンでは・・・という質問でしたが、近代的なダム、
特に大規模ダムというものは、そもそも技術として確立して
いないのではないか。というのが小生の個人的な考えです。
ですから、フィリピンに限らず、「ダムは必要ではない」
と思います。

ダムに期待されている効果は、治水・利水・発電・雇用・
さらには観光など、様々なものがありますが、たとえば
碓沙の問題などは、技術的に全くメドがついていないと
いうのが実情ではないでしょうか。
ダムが建設されれば、それまであった自然の生態系を
消滅させ、広範囲にわたってその影響を及ぼしますし、
従来からの住民に、移転とそれに伴う生活様式の転換
を迫るという問題も、ダムの本質的なものです。
このようにダムに伴う悪影響(犠牲)を考えると、
一般論として、ダムが効果的なもので、必要なもの
という前提自体が成り立たたないと思うのです。

もちろん、地域社会や周辺の生態系への影響も考慮
した上で、ダム建設が妥当と言える場合もないこと
はないと思いますが、非常に難しいのではないでしょ
うか。

実際、社会的にも生態系への影響の面でも、効果的
であったと評価できるようなダムの事例を小生は知
りません。
あるとすれば、吉野川の第十堰(可動堰ではなく!)
などが、有力な候補ではないかと思いますが、きち
んと研究したわけではないので、自信がありません。

答えになっていないかもしれませんが、小生は、
このように考えています。

フィリピンではダムがまだ必要なのですか?

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