山下博由さんから>ハマグリ調査へのご協力を! 

2003年の助成先、「日韓共同干潟調査団ハマグリプロジェクトチーム」の山下博由さんからの
情報を転載します。

山下さんのグループは、長年、アサリやハマグリなどの調査を続けておられますが、ここ数年は、
ひな祭りの時期に、店頭で売られているハマグリの調査を行っています。みなさんもお近くの
魚屋さんなどで、じっくりハマグリを眺めてみてはいかがでしょうか。
楽しい取り組みであると同時に、実際には、ハマグリなど、私たちの身近な食材が、危機的な状況
であることをふまえた、切実な取り組みでもあります。

前置きが長くなりましたが、ここから下が山下さんからの情報です。

=============================
皆様

「日韓共同干潟調査団ハマグリプロジェクトチーム(山下博由代表)」と「アジアの浅瀬と
干潟を守る会(山本茂雄代表)」は,2005年から毎年,雛祭りの時期に,ハマグリ類の店頭調査
を行なっています.
日本の雛祭りには,女子の健康などを願うため,蛤を食べる習慣が古くからあります.
近年,この習慣は失われつつある一方で,大手のスーパー・デパート等では「雛祭りハマグリ商戦」
が展開されており,大量のハマグリがこの時期に流通しています.
御存知のように日本在来のハマグリ・チョウセンハマグリは深刻な資源量の減少と絶滅傾向にあり,
現在国内で流通しているハマグリの殆どは朝鮮半島・中国大陸産のシ
ナハマグリです.
日本がシナハマグリの大量輸入国になっていることは,朝鮮半島・中国大陸のシナハマグリの個体群
維持や干潟生態系の機能維持にも大きな影響を与えていると考えられ
ます.山下ほか(2004)
「沈黙の干潟 -ハマグリを通してみるアジアの食と海の未来-」http://www.takagifund.org/05/r2004/01-085.pdf 参照.
私たちは,雛祭りの時期に,国産ハマグリと輸入ハマグリの流通・消費状況を調べ,商品名・産地表示の
適正さも調査しています.
以下の要領で,調査に御協力いただければ幸いです.

必要最低限の情報:
標準和名,調査地,店舗名,商品名(産地表示),100gあたりの価格,パック価格/個数,調査者

価格では本体価格の併記が望ましいですが,なくてもかまいません.
標準和名が分からない場合は不明でけっこうですが,写真がある場合は同定致します.

凡例
2007年3月2日
神奈川県藤沢市鵠沼海岸 相鉄ローゼン,鵠沼店
シナハマグリ:「はまぐり(中国産)」,93円/100g,1パック 360g/15個
チョウセンハマグリ:「はまぐり(茨城県産)」,g値段表示なし,1パック 580円
(本体552円)/1個
調査者:山下博由

これらの情報は,エクセルでデータベース化しています.
協力していただける方は,凡例のような情報を,山下(wildsea@almond.ocn.ne.jp )宛て送って下さい.
入力用のエクセルデータシートを御希望の方は,御連絡いただければ,お送りします.
調査協力者には,まとめたデータベースを4月末までに提供致します.

1~2件の情報でも,日本各地から集まって,何年かすれば,重要なデータになると
思いますので,できる範囲でよろしく御願いします.
写真も送っていただければ,データベースに入力します.
送られた,データ・写真は,調査協力者の間で共有されることを御了承下さい.
一般公開の予定は現在ありませんが,一般公開の際は協力者全員に御連絡致します.

尚,本日

3月2日 21:00-21:54
TBS系 BS-i (地上デジタル放送)
http://www.bs-i.co.jp/main/program/
「榊原英資の食卓の向うに」
~テーマ はまぐり~ ゲスト:千住博
http://www.bs-i.co.jp/food/

が放映されます.

「日韓共同干潟調査団ハマグリプロジェクトチーム」が制作に協力しています.

以上,直前の御案内で申し訳ありませんが,店頭調査に関しては,雛祭りを過ぎても
情報を募集中ですので,よろしく御願い致します.

ぜひ,この時期にスーパーなどで,ハマグリを眺めてみることをお勧めします.

蛤のお吸い物には,三つ葉が最高で,三つ葉も同時にたくさん売られています.


山下博由
貝類多様性研究所
090-7167-3549

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://takagifund.blog2.fc2.com/tb.php/128-011b6638