10/3 福岡にて>科学技術社会論学会シンポ 

事務局の菅波です。

高木基金の設立から6年間の選考委員で、現在顧問をお願いしている
吉岡斉さんが主宰する、科学技術社会論学会のシンポジウムが、
10/3に福岡で開催されます。

玄海原発のプルサーマル、諫早湾干拓、川辺川ダム、高圧電線の
電磁波問題を題材に、大規模開発事業をめぐる科学論争をテーマと
したものです。

ちょうど、いろいろなイベントが予定されている時期ですが、お近くの
方にはぜひご参加頂ければと思います。

よろしくお願いいたします。この情報は転載・転送歓迎です。

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科学技術社会論(STS)学会シンポジウム
「現代の安全・環境論争とその科学的位相--西日本の大型開発事業をめぐって」
案内(2009年9月7日)


趣旨:

今回のSTS学会シンポジウムは、福岡で開催することとなりました。福岡を含む西
日本地域(九州・山口・沖縄地域)のローカルな特徴は、大型開発事業(公共事業と
民間事業の双方を含む)が数多く実施され、それにともなう安全・環境上の対立抗争
(言葉の次元からみれば論争)が数多く発生してきたことです。
 歴史的に最も重要なケースは、いうまでもなく水俣病事件でしょう。今現在におけ
る最重要ケースは、おそらく沖縄米軍基地をめぐる問題であり、中でも最近とくに注
目を集めているのが、名護市辺野古への米軍基地移転問題です。沖縄については観光
開発や港湾開発による環境破壊も重要問題となっています(泡瀬干潟等)。他にも西
日本地域には、諫早湾干拓問題、川辺川ダム問題、山口県上関の中国電力原子力発電
所建設問題、九州電力の川内原子力発電所増設問題、同じく玄海原子力発電所プル
サーマル運転問題、宮崎県小丸川揚水発電所をめぐる環境問題(とくに宮崎県綾町の
照葉樹林を横切る送電線建設問題)、など数多くの重要ケースがあります。
 これら大型開発事業の実施に際しては、中央政府、地方自治体、関連業者、住民、
その他多くのセクターに属する多様なステークホルダーたちを巻き込んだ対立抗争が
展開され、その一環として科学論争が展開されてきました。各セクターとも一枚岩で
はなく、セクター横断型の複雑な対立抗争の構造が見られます。権力対住民という単
純な二元図式が常に当てはまるわけではありませんし、2つの集団の専門性の差異と
いう基準(専門家・非専門家図式)で区別されるのでもありません。市民科学が対立
抗争の現場で生かされるケースもあります。
 本シンポジウムでは、そうした科学論争が、大型開発計画をめぐる対立抗争の一環
として、どのような機能を担って来たかについて検討し、それがより建設的な機能を
になうようになる可能性を模索します。


                記


日時:2009年10月3日(土),13時30分から17時。

場所:九州大学箱崎地区21世紀交流プラザ(理系地区1)1階多目的ホール
   福岡市東区箱崎6-10-1 092-642-2111(代)
   (土曜日は通じません。)

世話人:吉岡斉(よしおか・ひとし)
勤務先:九州大学大学院比較社会文化研究院
    〒819-0395福岡市西区元岡744
    (比較社会文化・言語文化教育研究棟4階411号室)
T/F:092-802-5613(研究室直通)
携帯電話:090-4582-5688,又は090-9595-6268
E-mail: yoshioka@scs.kyushu-u.ac.jp

プログラム:

13時30分 開会の辞と趣旨説明    吉岡斉(九州大学)
13時40分 プルサーマル問題     吉岡斉(九州大学)
14時10分 諫早湾干拓問題      時津良治(有明海漁民・市民ネットワーク)
14時40分 休憩
15時    川辺川ダム問題      高橋ユリカ(フリーライター)
15時30分 高圧送電線と電磁波の健康影響
                    中村多美子(弁護士、リブラ法律事務所)
16時    休憩
16時10分 総合討論         司会者未定
17時    閉会の辞         未定


                                   以上。

【続報】上関原発埋立予定地から (9/19) 

高木基金事務局です。

9/19に発信された「長島を守る自然の会」の高島美登里さんからの情報を掲載いたします。

最新情報はRadioActiveUrauraNewsに掲載されています。



みなさまへ

長島の自然を守る会の高島美登里です。
9月18日も中電の埋め立て作業を阻止することができました。

中電は15日の船上からの「一次産業だけでは生きていけません。祝島は加工品も作っているが、それだけでは駄目でしょう。」「山戸貞夫は大うそつきで独裁者だ。皆さんの中には帰りたい人もいるでしょうから、舫いを解いて帰りなさい。」等の暴言がマスコミを通じて広く報道され、県からの厳重注意や多くの抗議電話・FAXなどが殺到していることがこたえているらしく、形の上では「お願いします。」と頭を下げます。

しかし、祝島の人たちを無視する態度はなんら変わっていません。祝島の人たちが船上からも陸上からも「この海で、海と共に生きて行きたいんです。埋め立てられたら、生きてゆくことができないんです。どうして、このことを解ろうとしてくれないんですか!応えて下さい!反省する気持ちがあるなら、すぐに台船を引き上げて、態度で示してください!お願いします!!」と声を枯らして一生懸命、語りかけるのに、一言も応えようとしません。ただ、40分おきに「作業の妨害にあたり、違法行為です。」と通告と称して手元の紙切れを読み上げるだけです。言葉の暴力の次は、「無視」という態度での威圧です。

祝島のお父さんたち、お母さんたちは「命を懸けて闘う!死んでもいい!!」と連日の行動の疲れも見せず、毅然と立ち向かっています。支援の人の輪も日に日に大きくなってゆくのがひしひしと感じられます。

テレビを見て応援したいと駆けつけてこられる方や全国からの激励の寄せ書きやさまざまなアピールのグッズが座り込みテントの周りにはためき、みんなの思いが熱い塊となって現場を包み込んでいます。

これからも祝島のお父さんたち、お母さんたちと共に頑張りますので、ご支援をよろしくお願いいたします。

昨日の「祝島島民の会」からの発信を転送します。

9/10より始まった中国電力の上関原発建設のための海の埋め立て工事に対する祝島島民の会を中心とした阻止行動ですが、実質6日目となる本日も中国電力は工事に着手できませんでした。

※これまでの経過やリアルタイムな情報についてはRadioActiveUrauraNewsをご覧ください

本日の中国電力は、山口県や上関町に注意されたこともあってこれまでのような暴言は多少なりをひそめ、「不快な思いをさせたとすれば謝罪する」といった謝罪になっているとは思えない謝罪を2~3回しましたが、基本的にはこれまでと同じように船を移動させることと工事への協力、祝島の漁船に対して「あなたたちの行為は違法行為だ」(※現地の状況は今の時点で明確な違法行為と言える状況でないことはこちらは確認しています)という呼びかけを1時間に1回のペースでただ機械的に行うだけでした。

こちらからは、この間の中国電力の一連の発言は地元住民や一次産業に従事して生活をしている人たちに対してあまりにも失礼極まりなく形式的な謝罪程度で済むものではないこと、地元の理解を得ていない埋め立て工事は中止すること、また祝島をはじめとした多くの人たちがこれからも海とともに生きていきたいからこそ埋め立てや原発建設に反対していること、そして何より祝島や地元住民が受けてきた27年に及ぶ苦しみやそれを乗り越えてきた強い思い、それらを理解する、理解しようとする態度を示すことを中国電力に対してお願いをし続けました。

しかし残念ながら中国電力からはわずかな答えも返ってきませんでした。理解をしようとする態度も見受けられませんでした。どうやら中国電力は明日も工事を中止しないということです。

祝島の島民は明日、9/18も田名埠頭において阻止行動を行います。そして9/19の午前9時からは先週に続き再度、現地集会を田名埠頭で開く予定です。現地に足を運ばれての直接の応援ももちろんですが、遠方から応援文やメッセージ等をいただくことも本当にありがたいです。タイミングが合えばどうかご参加、ご協力ください。

また山口県や中国電力への抗議や問い合わせへのご協力をありがとうございます。ボディーブローのように効いているようですので、これからもお願いしたいと思います。

なお、いただいたご報告のメール等を拝見すると、電話ではなく後で紙の形で残るものの方がいいのではないか、といったご意見もありますが、この辺りはご協力くださっている皆様の判断や環境にお任せしたいと思います。(電話での問い合わせは相手方も対応に疲れを感じているようですので、感情的なやりとりになってしまわないようにご配慮ください。冷静な対話の方が結果的に実りあるものになるようです)

ただ、下からだけでなく上からのアプローチを求める声も次第にいただくようになりました。たしかにその必要性を当会でも感じておりますが、今の時点で問い合わせ先等を整理して呼びかけることは時間もないため難しいです。どうかお住まいの地域選出の民主党や社民党の国会議員等への電話やFAX、メール、あるいは直接のロビイングや情報提供も可能な範囲でしていただけると今後の展開につながるのではないかと思います。資料などが必要な方は下記連絡先までご連絡ください。

厳しい状況は続きますが、瀬戸内海に残された豊かな海を守るため、海とともにある暮らしを守るため、どうか今後ともご協力をお願いいたします。
山戸孝@祝島島民の会



抗議のTEL・FAX・MAILの宛先はこちらからご覧いただけます。
http://takagifund.blog2.fc2.com/blog-entry-208.html

長島の自然を守る会>9/19~20 秋季調査&観察会 in 長島 

高木基金事務局です。

「長島の自然を守る会」の高島美登里さんのメールを掲載します。
調査観察会のお知らせがあります。



<9月15日>
長島の自然を守る会の高島美登里です。今日の阻止行動には仕事の都合で休みが取れず参加できませんでした。

しかし、現地の皆さんのがんばりで昨日よりも随分早く、中電は今日の作業中止を判断した上、明日の作業についても行わないとの見解を公表したそうです。

この間の船上での常軌を逸した言葉の挑発行為が町議会で問題視されたことが大きく影響しているようです。

長島の自然を守る会としては、会の活動の根幹である調査&観察会を阻止行動の合間を縫って行います。調査に駆けつけてくださる方があれば大歓迎です。

今回は鹿児島大学の佐藤正典先生にお見えいただく予定です。佐藤先生はゴカイが専門で今回もゴカイの調査を中心に行います。陸の伐採工事によって磯生物にダメージがでていないか、気になるところです。

1.秋季調査&観察会in長島
①日 時  2009年9月19日(土)16:30~
        2009年9月20日(日)16:00

②場 所  蒲井港駐車場集合

③内 容  夜間ゴカイ調査 (9月19日 20:00~22:00)
       潮間帯生物調査 (9月20日  9:00~15:00)

④参加費 宿泊費 1,100円 (人々のつどいの家を利用します)
       食 事  1,000円程度 (20日の朝食&昼食)

⑤用意するもの
       飲み水(自分が2日間で飲む飲料水をご準備下さい)
       磯採集に適した履物(長靴 or サンダルetc.)・虫除け
       懐中電灯・長袖の上着(虫対策)・スニーカー(ヘビ対策)
       観察に必要なもの(ルーペetc.)

⑥連絡先 参加される方は下記にご連絡下さい。
http://green.ap.teacup.com/sunameri/ (9/16のブログをご覧ください)

【続報】上関原発埋立予定地から (9/16) 

高木基金事務局です。

中国電力は9/15と9/16の埋め立て工事着手を中止すると公表したそうです。しかし、17日以降についてはまだ分かっていません。

東京では、9月19日(土)18:30から以下のイベントが開催されます。
 ■緊急報告!!
 「祝島住民はなぜ、原発建設に反対し、20年以上も闘い続けるのか」
 詳細・申込はこちら

引き続き、「長島の自然を守る会」の高島美登里さんからの報告と、現在、高島さんたちと一緒に阻止行動をされている祝島島民の会の山戸孝さんからの報告を掲載いたします。



<9月15日> 「長島の自然を守る会」の高島美登里さんからの報告 (一部抜粋)

14日の現地阻止行動も中国電力が16:10に撤退を宣言し無事、海を守り通すことができました。海には漁船30隻あまりが碇をおろし、陸では祝島のお母さんをはじめ100名あまりが座り込みを続行しました。

連日の行動の疲れもありますが、中電が1時間ごとに繰り返す「説得」の時間になると俄然、怒りと勇気が湧いてきてみんな、声を限りにシュプレヒコールを繰り返します。そして海でがんばっている祝島のお父さんやお母さんに「がんばれ~!」とエールを送っています。

この日は町議会初日で、島民の会代表の山戸貞夫さん、清水敏保さんは議会発言で町の対応を厳しく追及されました。 http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200909150020.html  長島の自然を守る会は特に県の自然保護課の対応に注目しています。情報がありましたら、お知らせ下さるとありがたいです。

長島の自然を守る会は生きものたちの声を代弁して現地阻止行動を力の限り、がんばりますのでご支援をよろしくお願いよろしくます。



<9月15日>「祝島島民の会」山戸孝さんからの報告

上関原発計画の海の埋め立て工事は5日目となる9/15も中止となりました。

既に他の方からも報告がありますが、中国電力は午後2時過ぎという早い時間帯に本日の作業の中止を宣言し、さらに明日の作業の中止もあわせて宣言しました。

この間の中国電力の祝島島民に対する数々の挑発的な文言や態度を9/14の上関町議会で反対派の議員らが追及したことも大きく影響したようですが、また同時に、次第に増える現地への応援の声、そして中国電力や山口県への抗議の声が、祝島をはじめとした現地で頑張っている人たちを後押ししてくれたように感じています。

現地に応援に来てくださった皆様、電話やFAX、メールで抗議や問い合わせの声を届けていただいた皆様、また現地へ応援のメッセージを送ってくださった皆様、本当にありがとうございます。

県や中国電力への問い合わせについては、その際の相手方とのやり取りの内容の連絡も多数いただいていますが、とても参考になります。また祝島島民の会や現地で阻止行動に参加している人たちへの応援メッセージ等もいろいろな形でいただいていますが、力強いです。

現地の情報は今後ともRadioActiveに随時掲載していただく予定ですので、そちらを参考に、ぜひ今後も県や中国電力、上関町に皆様の声を届けていただければと思います。

明日は、上関原発計画に反対している山口県内の地元3団体は午前中に山口県ヘ申し入れに行きます。中国電力は広島本社で作戦会議をもつようです

祝島では漁師は漁に、お母さんたちは今日は降雨があったため畑を打ちに(耕して野菜の種を播いたりすること)行く人が多くなりそうです。

明後日9/17は中国電力の出方次第になるとは思いますが、祝島の人たちに「諦める」という選択肢はないと思います。今日も5日目だというのに陸でも海でも元気でした。今週末、9/19の午前中には先週に引き続き現地(田名埠頭)で抗議集会を開こう、という声も挙がっています

正式に決まりましたらまた呼びかけをさせていただきますので、タイミングの合う方はぜひご参加ください。



抗議のTEL・FAX・MAILの宛先はこちらからご覧いただけます。
http://takagifund.blog2.fc2.com/blog-entry-208.html

【続報】上関原発埋立予定地から (9/14) 

高木基金事務局です。

今日も引き続き、「長島の自然を守る会」の高島美登里さんからの報告と、現在、高島さんたちと一緒に阻止行動をされている「『上関原発を建てさせない祝島島民の会』からの呼びかけとお願い」を掲載いたします。
               


           
<9月14日>「長島の自然を守る会」の高島美登里さんからの報告

12日の阻止行動のあと、海鳥調査をして先ほど帰りましたので、ご報告が遅れました。 中国電力の埋め立て着工阻止行動は9月12日の3日目も阻止することができました。

この日は10:00頃から雨が降り始め陸上部隊はビニールシートで作った急ごしらえのテントでの座り込みとなりました。こういう時も祝島のおばちゃんたちの手際の良いこと!こうした1コマ1コマに28年間の闘いがにじみ出ます。

また海上では雨に濡れながら、祝島のお父さんたちが毅然と突入しようとしてくる中電の監視船の前に立ちはだかっていました。

また、10名の元気のいい、お母さんたちも船に乗って、中電の社員の「説得」に反論していました。私たちは「お父さん、がんばれ!!」「お母さん、がんばれ!!」「海は売らんぞ!!」と声を限りに応援しました。

16:15に中国電力は作業中止宣言をしましたが、風雨が強い中で、工事ができないのは明白なのに決定を遅らせるのは、祝島の人たちをできるだけ消耗させようという戦略ではないかと思います。

13日は工事は中止でしたので、14日が4日目の攻防戦になります。私も現地に駆けつけますが、応援に来てくださる方がおられればありがたいです。

また、遠方よりのさまざまな応援も本当にありがたく思っています。
今後ともよろしくお願いいたします。



<2009/9/14>「上関原発を建てさせない祝島島民の会」からの呼びかけとお願い 

瀬戸内に残された豊かな海が、今、原発のために埋め立てられようとしています。1982年に山口県の上関町に原発建設計画が持ち上がってから、地元住民は賛否の対立に苦しんできました。28年たった今でも未だに続いています。そして原発予定地の対岸わずか3.5kmに浮かぶ祝島では、住民の9割が計画に反対し続けてきました。

原発建設予定地周辺は豊かな漁場であると同時に、小型の鯨のスナメリが群れを なして泳ぎ、天然記念物のカンムリウミスズメの生息が確認されるなど、希少な動植物の宝庫 でもあります。

しかし昨年山口県は、原子炉設置許可申請すら出されていない状況にもかかわら ず海の埋め立ての許可を出してしまいました。そして今、中国電力は原発建設予定地の目前に住む祝島の島民に対する説明も対 話もないまま、海の埋め立てと原発の建設を強行しようとしています。

私たちは自分たち自身の命や生活を守るために、生活の糧である美しい海や豊かな自然を守るために、中国電力の埋め立ての強行に抗議しています。

祝島島民の会では9/10から12までの三日間、埋め立て工事の先鞭となる大型浮標 (ブイ)の搬出を阻止するため、平生町の田名埠頭で阻止行動を続けてきました。この3日間で延べ漁船80隻以上、陸上からも500人以上の人たちが阻止行動に参加しました。

そしてまた本日9/14も、海上では漁船約30隻が、陸上では県内外からの応援に駆 けつけてくれた人たちも含め100人以上が阻止行動を行っています。

祝島島民の会ではホームページ当blogも開設していますが、多くの島民が阻止行動に参加しているためリアルタイムで 現地の様子をお伝えできません。

現地の状況はRadioActiveに特に詳しく紹介されていますので、ぜひご覧ください。

これまでの動きについてはUrauraNews や小中進オフィシャルサイトのニュース&トピックス等で紹介されていますので、ぜひご覧ください。

祝島島民は、特に今回の埋め立て工事の強行に対しては、地元の反対の声を無視して埋め立ての許可を出した山口県と、その許可をたてに反対意見を「一部の声」として力で押 しつぶそうとし、祝島をはじめとした地元住民の27年以上に及ぶ思いを理解しようとする態度すら 見せない中国電力に対しての怒りや憤りを強く感じています。

山口県は埋め立ての許可を出す際に、中国電力に対して地元住民や県民の理解を得る努力を尽くすことを要請してますが、それが果たされていないことは現地の状況をみれば明らかです。

どうか山口県や中国電力に対して「地元住民の理解を得ていない埋め立て工事は中止するべきだ」という抗議の声を届けてください。疑問があれば問い合わせをして彼らの姿勢を質してください。

そしてこの呼びかけを多くの方々につないでください。
どうかご協力をお願いします。



抗議のTEL・FAX・MAILの宛先はこちらからご覧いただけます。
http://takagifund.blog2.fc2.com/blog-entry-208.html

【続報】上関原発埋立予定地から (9/11) 

高木基金事務局です。

昨日に引き続き、「長島の自然を守る会」の高島美登里さんからのメールや現地の様子です。

<9月11日>

長島の自然を守る会の高島美登里です。

今日(9月10日)の現地行動では祝島島民の方を中心とする8時間にわたる攻防戦の末、埋め立て作業着手を阻止することができました。

埋め立て作業区域境界線を示す灯浮標8基が置かれた現地から約10キロにある平生町田名埠頭では海上では祝島の漁船30隻が碇を下ろし、中電の工事作業船の着岸を阻止しました。

また陸上では陸路輸送を阻止するため、60名あまりが通用門を封鎖、にらみ合いは8時間あまりに及びましたが、15:15に中国電力が作業の中止を宣言し、1日目の阻止行動に勝利することができました。

炎天下にもめげず、1時間ごとの中電の説得に「中電は帰れ!!」「命の海を奪うな!!」と声を限りに怒りのシュプレヒコールで応酬しました。また、午前中の報告集会では、広島・下関・東京等の全国の皆さんの連帯行動が伝えられ、結集した行動隊を勇気付けました。本当にありがとうございました。

明日からも緊迫した攻防戦が続きます。

私たちも祝島の皆さんと共に体を張ってがんばります。ご支援をよろしくお願いします。

●その他の詳細情報

【祝島の山戸孝さん発信】
http://radio-active.cocolog-nifty.com/blog/
http://www.youtube.com/watch?v=E1pN1sUrH-o

【Stop-Kaminoseki 】
本日10日8時前、中国電力は上関原発予定地の埋め立て工事に向けた作業の着手にかかり、13km離れた平生町の田名埠頭に置いてあるブイ(浮標)を工事区域に設置するため、クレーン台船を向かわせましたが、祝島の漁船数十隻が田名埠頭前でバリケードをつくり、クレーン台船の接岸を阻止しています。

周囲には、中国電力の船、海上保安庁の船、マスコミの船、シーカヤックなどが入り交じり、上空はマスコミのヘリコプターやセスナ機計5機が飛び交い、騒然としています。陸上では祝島の住民ら50人余りが座り込み、マスコミ関係者や周辺住民らが集まっています。

現在、中電側も阻止側も大きな動きはなく、しばらく膠着状態が続くと思われます。この阻止行動が何日続けられるかは分かりません。長期にわたる阻止行動は、高齢化した祝島住民への負担も大きくこれまでの例だと数日程度でバリケードは解除されるかも知れません。週末の12・13日には、さらに多くの抗議住民が集まると思われ、抗議集会も予定されているようです。

現地周辺には駐車場もあり、座り込みや阻止行動の様子を見ることは誰でも可能です。
【地図】http://www.mapion.co.jp/m/33.9074308333333_132.059420277778_7/

●メディア報道
【9/10 中国新聞】
台船近寄れず 原発埋め立て
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200909100199.html

【9/10 共同通信】
上関原発の海面埋め立て開始 山口、反対派が抗議活動
http://www.47news.jp/CN/200909/CN2009091001000249.html

【9/11 読売新聞】
上関原発埋め立て、反対派漁業者の阻止行動続く
http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20090911-OYS1T00673.htm

【9/11 朝日新聞「中電帰れ」座り込み/上関原発埋め立て】
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000000909110003

【緊急】上関原発建設による埋め立て開始か? 

高木基金事務局です。

長年にわたって、高木基金の助成先である「長島の自然を守る会」から、緊急メールが次々と届いています。9月10日から原発建設のための埋立工事が着工される可能性があるそうです。

以下のような行動が求められています。

■ 現地での抗議行動
現地での阻止行動に駆けつけることの出来る方は、「長島の自然を守る会」に連絡してください。当面9月10日が攻防の第1日目となります。

■ 抗議のTEL・FAX・MAIL
(1)山口県
 <海の埋め立てについて>
  土木建築部港湾課
  TEL:(083) 933-3810(管理班、港政班)
  FAX:(083) 933-3829
  MAIL:a18700@pref.yamaguchi.lg.jp

 <スナメリやカンムリウミスズメなどの希少生物について>
  環境生活部自然保護課
  自然・野生生物保護班
  TEL:(083) 933-3050
  FAX:(083) 933-3069
  MAIL: a15600@pref.yamaguchi.lg.jp

(2)中国電力
  TEL:(082) 241-0211
  FAX:(082) 523-6185
  原発関連メールフォーム 
https://cc-www.energia.co.jp/faq/1024/app/servlet/ext_inquiry_a?linkid=904&linkstr=%8C%B4%8E%71%97%CD%8F%EE%95%F1


(3)上関町
  TEL:(0820) 62-0311
  FAX:(0820) 62-1600
  MAIL:k_yakuba@d2.dion.ne.jp


以下、「長島の自然を守る会」の高島美登里さんからのメール(一部抜粋)です。

<9月5日>
中国電力が9月3日にカンムリウミスズメ調査について「発電所建設が生息に著しい影響を与えることはない」という結果を発表しました。 http://www.energia.co.jp/atom/press09/p090903-2.pdf

長島の自然を守る会の調査、他の研究者の調査、また中国電力の調査結果からでさえ、予定地および周辺海域が繁殖や換羽など、カンムリウミスズメにとって大変重要な役割を果たしていることが浮き彫りになっています。

何の科学的裏付けもない「埋め立てありき」の結論にマスコミの記者たちも「釈然としないんですよね。」と異口同音に語っています。

また、調査結果公表から間髪いれず、9月10日から埋め立て海域工事のための灯浮標の設置に取り掛かる計画であると言う情報が入りました。

<9月9日>
昨日(9月8日)に「カンムリウミスズメ等海鳥の保護と埋め立て中止を求める申入れ」を行いました。

特に前日(9月7日)に予定地5キロ沖の宇和島で山口県準絶滅危惧種であるオオミズナギドリのヒナを確認しましたので、詳細な調査を求め、それまで埋め立てに着手しないよう申し入れました。

中国電力の返答は予想通り、「改変区域における繁殖の可能性はない。埋め立てによる影響はない。カンムリウミスズメについて月1回程度船上からのセンサスは行う。オオミズナギドリは今のところ、新たに調査する予定はない」という、埋め立てありきの回答に終始しました。

しかし、学会等の要望や新たな知見によっては「対策を変えることもある。」との回答は引き出しました。

今後、現地での埋め立て着手阻止行動と並行して、調査活動は継続して少しでも新たな知見を蓄積し、埋め立てを阻止するための環境面からの実効力になればと思っています。


<*>申し入れ内容 
)カンムリウミスズメの繁殖生態(繁殖は毎年とは限らない)および貴社が発表された今季の調査結果からも繁殖に関する詳細な調査を単年度で終わらせることなく継続すること。

)環境影響評価書の確定後に確認されたカンムリウミスズメが予定地周辺に繁殖期、非繁殖期を通じてほぼ通年生息することから、埋立工事や原子力発電所の運転に伴う「温排水」が餌資源をはじめとした海洋生態系へ及ぼす影響を環境アセスメントの水準で評価し直すこと。

)上記の調査および影響評価、保全措置の立案が行われるまで、埋立工事には着手しないこと。


●マスコミ報道(テレビ)のリンク先
<自然保護団体が申し入れ>
http://4ch.kry.co.jp/news/news8701819.html

<広島・上関原発埋め立て工事中止求める>
http://www.tys.co.jp/NewsDetails.aspx?CID=76ad61b3-5ac1-42ee-8fa2-cee84f622f1e&DID=6d2cf07e-e3d1-48ba-beb2-c12b24822000

<オオミズナギドリ 上関沖で集団営巣か>
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000000909030004
(北九州市立自然史・歴史博物館の武石全慈学芸員の武石さんが公表されたオオミズナギドリの記事)

以上です。長島の自然を守る会の過去の調査研究内容は、高木基金のホームページからも検索してご覧いただけます。