松野亮子さんの帰国報告会 

matsuno1.jpg 2007年11月26日に、東京四谷の主婦連合会の会議室で、2003-04年度の助成先、松野亮子さんの助成研修報告会を行いました。

 松野さんは、2002年からイギリス、ケント大学の大学院に留学し、内分泌かく乱物質の法規制を研究し、その間に、高木基金の研修奨励助成(計110万円)を受けました。実は、その助成応募の時点から、すでにイギリスにおられたため、高木基金への応募や面接の際も、事務局や理事と全くお会いしたことがありませんでした。助成期間終了後の成果発表会にも参加して頂くチャンスがありませんでしたが、今回、無事、博士課程を修了し、帰国されるという連絡がありましたので、この様な報告会を企画したものです。

matsuno2.jpg 今回は、平日(月曜日)の夜という設定になってしまったことから、参加者は、高木基金の理事、選考委員と、過去の助成先の方など、10名ほどの小さな集まりになりましたが、その分、密度の濃い議論ができました。

 松野さんの研究は、“内分泌かく乱物質の法規制”という大きなテーマであり、また、その中で、どの様に研究の論点を絞り込むか、また、ご自身が今後どの様にこの問題に関わっていくか、というところで、試行錯誤や葛藤があったようです。
matsuno3.jpg 実際、大学院の指導教官からも、博士論文の基本的な方向性について厳しい指摘を受けたこともあったそうです。今回の報告会では、高木基金の関係者の中でも、特にこの分野に精通した中下裕子さん(理事)、松崎早苗さん(松野さんの助成時には選考委員、現在は顧問)から、専門的なコメントやアドバイスがありました。(終了後、松野さんは、「留学先の論文審査より厳しかった」と漏らしておられましたが、本音だったのでしょう。)

 報告会終了後には、居酒屋に場所を移して、さら議論を深めましたが、事務局として振り返ってみると、この様な機会をもっと早く設けることができれば、留学中の研究にもプラスになったのではないかとも思いました。

 松野さん自身、この留学の経験を、具体的にどの様なかたちで今後の研究や活動につなげていくのかは、まだ結論が出ていないようですが、高木基金としては、助成の期間が終了したあとも、理事や選考委員、あるいは、他の助成先との交流を深めて頂く中で、引き続き、それぞれの分野での市民科学をめざして取り組みを続けて欲しいと思いますし、その応援をしていきたいと思っています。
 (写真はいずれも杉原信幸さん撮影)

多数のご応募、ありがとうございました。 

 しばらくブログの更新もできないまま、あっという間に年末を迎えてしまいました。

 今年の国内調査研究の助成募集(予算650万円)は、12月10日で受付を〆切りましたが、今回は、59件、総額 5,779万円の応募がありました。ちなみに昨年は34件、応募総額 3,755万円でしたので、全体として、今年はやや厳しい選考になりそうです。

 応募者の内訳を見ると、過去に助成を受けた実績のある案件が10件で、今回が初めての応募という方が49件です。研究のテーマで見ても、これまでに取りあげたことのない分野のものも少なくありません。
 高木基金の目指す市民科学は、研究分野を限定するものではありませんので、様々な分野から、そして新しい応募者の方々が、市民科学を目指して応募して下さることは、事務局としてもとても嬉しいことです。

 今回の応募については、早速、選考委員による書類選考を開始しましたが、書類選考を通過した方は、来年2月16日(土)の「公開プレゼンテーション」に参加して頂き、調査研究計画を発表して頂きます。

 「公開プレゼンテーション」には、どなたでも参加して、意見や質問を述べることが可能です。最終的な選考結果については、公開プレゼンテーションでの質疑応答なども含めて、3月上旬頃までに理事会で決定します。

 なお、国内枠の研修奨励助成についても、今回、4件、347万円分の応募を受け付けました。これについても調査研究助成と平行して選考をすすめ、来年3月上旬頃までに選考結果が確定する予定です。
 研修奨励助成は、一年を通じて応募を受け付けており、今後も相談などは随時受け付けますので、興味のある方は遠慮無くお問い合わせ下さい。
 (ただし、今後の応募についての選考は、12月10日までに受け付けた応募の選考が終了してからになりますので、選考には相応の時間がかかります。)

 よろしくお願いします。

事前相談:まだ受付中です! 


事務局の菅波です。

みなさま、調査研究助成の応募は、12月10日(月)が〆切(当日消印有効)です。

ここ数日は、いよいよ追い込みという感じで、電話、メール、FAXなどで、いろいろな方からの相談に対応しております。
明日・明後日の土日は、事務所にはおりませんが、可能な限り、メールあるいは携帯で相談に応じます。申込書の下書きなどをじっくり読み込む時間までは無いので、ややおおざっぱな対応になるかも知れませんがお許し下さい。
おおざっぱとはいっても、相談するのとしないのとでは、大きな差があると思いますので、これから応募をされる方も、可能な限り、事前相談をご利用頂くことをおすすめします。

今年は、例年にもまして、内容の充実した申込が多いような気がしています。
事務局としても、忙しい時期ではありますが、もっともやりがいのある時期でもありますので、頑張って対応しています。
〆切までの時間は限られていますが、みなさんも、ぜひ意欲的な助成申込書をお寄せ下さい。よろしくお願いいたします。