10/1 緊急助成 中間報告会の記録映像をアップしました 

事務局の菅波です。

高木基金は、今回の福島原発事故を受けて緊急助成を実施しています。
それぞれの助成研究は現在進行中ですが、下記の通り、10月1日に都内
で中間報告会を開催しました。

報告会の様子をUSTREAMのビデオとして公開しましたので、ご覧下さい。


【 高木基金 2011年度緊急助成の中間報告会 開催概要 】

 日 時 : 2011年10月 1日(土) 開 会 13:00 終 了 18:15
 会 場 : カタログハウスセミナーホール(東京都渋谷区代々木2-12-2)


【 報告会のプログラム・それぞれのビデオへのリンク 】

◆開会・河合裕之代表理事の開会あいさつ
http://ustre.am/:1bV3c

◆青木一政さん
子どもの生活環境の放射能汚染実態調査と被ばく最小限化
http://ustre.am/:1bVaf

◆母乳調査・母子支援ネットワーク / 村上喜久子さん
母乳の放射能検査、福島原発事故による体内被曝
http://ustre.am/:1bVlS

◆未来につなげる・東海ネット 市民放射能測定センター /石田美聡さん ※1
東海地方・市民放射能測定センターの開設と食品および環境の監視
http://ustre.am/:1bVvs

◆除本理史さん ※2
福島原発事故による被害補償と費用負担
http://ustre.am/:1bVIu

◆吉岡 斉さん(高木基金顧問)から事故調査委委員会の状況報告
http://ustre.am/:1bVUz

◆脱原発・新しいエネルギー政策を実現させる会(eシフト)/吉田明子さん ※3
エネルギー基本計画の課題分析、市民版基本計画策定、社会ムーブメントづくり
http://ustre.am/:1bYuh

◆ノーニュークス・アジアフォーラム・ジャパン / 佐藤大介さん
福島原発事故の全容をアジアに伝える~脱原発に向けたアジア連携構築~
http://ustre.am/:1bYMT

◆六ヶ所みらい映画プロジェクト / 島田 恵さん
避難区域の人々の生活環境の変化と意識調査、六ヶ所村民・青森県民の意識調査
http://ustre.am/:1bYUv

◆OurPlanet-TV / 白石 草さん
福島原子力発電所事故をメディアはどう伝えたか
http://ustre.am/:1bZ2H

◆全体でのフリーディスカッション・高木久仁子事務局長の閉会あいさつ
http://ustre.am/:1bZb3

※1 当初、代表の伊澤眞一さんが発表の予定でしたが、事務局の石田美聡さんに
   変更になりました。

※2 発表を予定していた大島堅一さんは、やむを得ないご都合で参加ができなく
   なったため、共同研究者の除本理史さんが発表することになりました。

※3 発表者がグループの代表者とは異なります。


【盛況でした!】5/9 公開ミーティング 

5/9に開催した、高木基金「公開ミーティング」は、おかげさまで盛況のうちに終了
しました。会場には、約50名の方が参加され、ホットな議論が行われました。

今回、発表して頂いたのは、これまで高木基金の助成を何度も受けている案件
ばかりで、どの方も、それぞれの問題の解決にかける熱い想いを語って下さい
ました。

とりあえず、現場の様子を写真でお伝えします。当日の発表資料等は、近々、
高木基金のウェブサイトに掲載する予定です。


P5090516-2s.jpg


↑日の出のゴミ処分場問題についての報告


P5090564-2s.jpg


↑参加者とのディスカッション


今回の「公開ミーティング」は、夕方5時前に予定通り終了したのですが、その後、発表者の
津谷さん(VOC総合研究部会)、濱田さん、中西さん(たまあじさいの会)、鈴木さん(北限の
ジュゴンを見守る会)を囲んで、近くの居酒屋での懇親会を行いました。一般の参加者の方も
交えて、いろいろな話に盛り上がりました。

やはり、問題の現場で体を張って、知恵を絞って活動しておられる方の話は格別です。
具体的な話を詳しくお伝えできないのが残念ですが、本番の「公開ミーティング」に劣らぬ
ほど、勉強になり、元気の出る懇親会でした。

CIMG0765-2s.jpg
↑こちらは懇親会

松野亮子さんの帰国報告会 

matsuno1.jpg 2007年11月26日に、東京四谷の主婦連合会の会議室で、2003-04年度の助成先、松野亮子さんの助成研修報告会を行いました。

 松野さんは、2002年からイギリス、ケント大学の大学院に留学し、内分泌かく乱物質の法規制を研究し、その間に、高木基金の研修奨励助成(計110万円)を受けました。実は、その助成応募の時点から、すでにイギリスにおられたため、高木基金への応募や面接の際も、事務局や理事と全くお会いしたことがありませんでした。助成期間終了後の成果発表会にも参加して頂くチャンスがありませんでしたが、今回、無事、博士課程を修了し、帰国されるという連絡がありましたので、この様な報告会を企画したものです。

matsuno2.jpg 今回は、平日(月曜日)の夜という設定になってしまったことから、参加者は、高木基金の理事、選考委員と、過去の助成先の方など、10名ほどの小さな集まりになりましたが、その分、密度の濃い議論ができました。

 松野さんの研究は、“内分泌かく乱物質の法規制”という大きなテーマであり、また、その中で、どの様に研究の論点を絞り込むか、また、ご自身が今後どの様にこの問題に関わっていくか、というところで、試行錯誤や葛藤があったようです。
matsuno3.jpg 実際、大学院の指導教官からも、博士論文の基本的な方向性について厳しい指摘を受けたこともあったそうです。今回の報告会では、高木基金の関係者の中でも、特にこの分野に精通した中下裕子さん(理事)、松崎早苗さん(松野さんの助成時には選考委員、現在は顧問)から、専門的なコメントやアドバイスがありました。(終了後、松野さんは、「留学先の論文審査より厳しかった」と漏らしておられましたが、本音だったのでしょう。)

 報告会終了後には、居酒屋に場所を移して、さら議論を深めましたが、事務局として振り返ってみると、この様な機会をもっと早く設けることができれば、留学中の研究にもプラスになったのではないかとも思いました。

 松野さん自身、この留学の経験を、具体的にどの様なかたちで今後の研究や活動につなげていくのかは、まだ結論が出ていないようですが、高木基金としては、助成の期間が終了したあとも、理事や選考委員、あるいは、他の助成先との交流を深めて頂く中で、引き続き、それぞれの分野での市民科学をめざして取り組みを続けて欲しいと思いますし、その応援をしていきたいと思っています。
 (写真はいずれも杉原信幸さん撮影)